お水取り

3月12日東大寺二月堂のお水取りに初めて行ってきました。東大寺を過ぎ、登ってゆくと、二月堂が見えない時点で、人がいっぱいの状態、アナウンスでは現在境内には、すでに7000名ぐらい並んでいます。と 時間は5時30分頃 一回目の松明は7時30分点火 一回点火する度に、入れ替えするそうで、店主がいる地点では、5.6回目だそうで、時間的には8時過ぎになるとの情報がありました。とすると、「およそ2時間半かかりそう?!」 待つことが苦手な店主、
引き返すか、待つかの分かれ道 「そや!」 最近買った携帯電話 「ワンセグ対応や!」
「テレビでも見てゆっくり待ちましょ」 と そこで携帯電話をおもむろに取り出し 周りの視線をちょっと感じてテレビをみていました。辺りはだんだん日が暮れて来ます。それと比例して、気温もだんだん低下、手袋を持ってない店主、手がだんだんしびれて来ました。
また、足元が石畳のせいで、足先もしびれてきました。携帯電話を持つ手が、小刻みに震えてきます。一時間くらいで、せっかくのワンセグも、ギブアップ!
あと1時間半 後ろもギュウギュウ状態 どんどん冷え込んでくるし 「どうするの?」
あたりは、円陣になってしゃべっている人、歌をうたっているグループ 読書している人
手をこすり合わせているカップル、なんか変な状態です。
店主も「何かいたしましょ!」 昔覚えたエアロビ復活 ちょっと変ですが Vステップにカール ちょと暖かくなってきました。
そんな こんなで ようやく7時半  モニターには点火した松明の様子が映し出されています。そして 人の動きも開始、石畳を人の流れに身を任せ登ってゆくと 遠くに松明の火を発見!これまでの寒さも忘れ 「タマヤー」 違うでしょ!
警官のハンドマイクからのだみ声に押され、ゆっくりと見る間もなく、火の粉を浴びることもなく、流れに乗り8時過ぎに出口へと追い出されてしまいました。
とりあえず寒い! 心底寒い!
帰りに近くの知り合いの保養所に、伺うとたくさんの食事を作っていただいていました。
焼酎のお湯割りを頂くと、涙が出るくらい 「ほっと」 しました。
おなかも一杯になり、広いお風呂にドボンと入ると、これまた 「シアワセ!」
やっとポカポカになりました。
松明の残像はありますが、店主は、保養所のご夫婦の暖かさの方が、お水取りより相当印象深い一日でした。合掌