京都は心痛みます。

先日、お客様Aさんに京都に招待いただきました。
Aさんは、お名前は教えていただいていますが、どういった方とは知っていません。
三条河原町での待ち合わせで、1時に付くと早やAさんは待っていて下さり、タクシーに場所を告げられました。
そして、数分、なにやら料亭に到着すると、女将さんや厨房の方、みなさん総出で迎えておられます。
「え!この方どんな人?」 
タクシーを降りて、細長い家を、奥に入って、中庭に面した和室に通されて、一息つくと、女将さんが、「おいでやす!」
社長さんが 「ようおこしやした!」 料理長が「Aさんいつも、おおきに」 と 皆さんご挨拶に来られます。
「え!この方どんな人?」
まずは、ビールで乾杯! 
そして でるわでるわ 鱧のフルコース そのハモ 脂ののった おおとろ状態
鱧は当然最高でしたが、 また 煮物 揚げ物 みんな味付けは上品 当然、冷たいものは冷たく、暖かいものは暖かく 
一品一品、感動ものでした。そして アルコールが増すにつれて、大胆になる店主 いよいよ 危険ライン
「京都といえば、さば さばも食べとーおすえ!」と そしたら Aさん「そや! さば寿司もって帰ったらええわ」社長さん「ちょっとまっとうおくれやす!」と 少し待つと 立派に包装したさば寿司が登場しました。
これは帰ってから聞いた話ですが、京都の料亭のさば寿司は、
な な なんと 7千円以上するとか! ま えらいこと言うたやおまへんか!
それからどうにか危険ラインをちょっと踏み外した程度で、料亭を出ることができました。当然、また皆さん総出でお見送りいただきました。 次に平安神宮を案内していただき、それから もう一件予約してあると言われるので、タクシーに乗り 河原町界隈の上品な料理店に案内していただきました。
靴を脱いで、カウンターに腰掛けると、またまた「おいでやす!」さっと焼酎のボトルが出てきて、次に、桶が出てきました。
桶の中には、な な んと これは本物のオオとろ それも3×2cm 厚み1cm おおとろに目が、釘付け!、その他は 覚えていません。
が、先ほどの料亭の満腹感と、平安神宮散策でのアルコールが、けっこう効いてきています。
とりあえず 咽が渇いていたので ビールをグビ グビ! おおとろが気になりますが、出された焼酎もグビ!
もう危険ライン オーバー!!
後は、酩酊状態、
翌日、 家内に聞いたところ、カウンターの中のオーナーや同席のお客さんに、大声でおしゃべり 失礼連発、このままではどうなるかと
心配した家内が、強引に連れて帰ったとか?
せっかく京都で美味しい食事させていただき、京都見物もさせていただき、この始末
人生50年 もう既に惑わずの年ですが、まだまだ我輩 迷いだらけ 反省しきりで心が痛む一日でした。
それから、もうAさんは来られないのかな?と心配していましたが、来ていただき、店主 「ほ〜」としました。